終わりの音の重要性
終わりの音の重要性。 ~ピアノ奏法の基礎より~
(ほかのページでとりあげていますが)休符の重要性は もう、ごぞんじでしょう。 休止(音をなくすこと)は非常に重要で、ピアノの音を休止することは、ピアノの音を出すことと同様に大切です。
ピアノの中を見てください。 そうすると、ピアノの音を止める装置は、 フェルトのついたダンパー(断音器)が、 弾き終わったあとの弦の上におりて 音の響きをとめる仕組みになっていることがわかるでしょう。 きらびやかな作品(例えば、全部の音にスタカートがついているパッセージの曲)では、 一音一音短く切ってひかなければいけません。
反対に 歌い流れる旋律のパッセージで 音が唐突に切れるようでは いけません!(´・ω・`)
したがって、歌い流れるパッセージの最後の音を弾くときは、 鍵盤の上で基本的な打鍵法の 「さかさま」 をすると良いでしょう。 てくびは、飛行機が空中にあがるときのように静かに上げて、 ピアノの中で ダンパーが不自然な衝撃無しに弦の上に下りるように。。。。 指先は 鍵盤を静かにあげながら離していきます。
生徒のなかには、正しいタッチで弾くことは知っていても、 手首を静かに上げながらきれいに終わる 一見簡単で、 しかも演奏上、致命的に重要な終わり方の原則を 習得してない人がたくさんいます。 くわしくせつめいすると、この「終わりの音」を正しく弾くことこそピアニストとしての奥義であり、 もしも偉大なピアニストになりたいなら、 それこそ一生懸命に キレイに終わる手のとり方を練習しなければなりません! (´・ω・`)ショボ~ン
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